あの戦国武将も愛した!?かまぼこのなりたちと歴史

かまぼこの由来と、はじめて食べたのは誰?

かまぼこの起源は諸説有りますが、有力な説の一つとして、西暦200年代、弥生時代の頃に第14代天皇・仲哀(ちゅうあい)天皇の后、神功皇后(じんぐうこうごう)が旅の途中、現在の兵庫県神戸市生田の辺りで食べたことが始まりとされています。

神功皇后は、夫の仲哀天皇が崩御した後に、皇太后摂政として70年近くにわたって政を行うなど、一部の史書では初の女帝としても記録されている偉人だそうです。当初のかまぼこは主にナマズが原料で、竹の棒にすり身をつけて焼いていました。

その形が、植物の「蒲の穂(がまのほ)」に似ていたので「かまのほ」と呼ばれていました。「蒲の穂」は先たんがとがった「鉾(ほこ)」の形をしていたので「蒲の穂」と「鉾」をあわせて「がまほこ」と呼ばれるようになり、ここれが訛って「かまぼこ(蒲鉾)」になりました。

記録に残るかまぼこの歴史

歴史上、かまぼこが初めて文献に登場するのは、平安時代の「類聚雑要抄(るいじゅざつようしゅう)」で、西暦1115年に藤原忠実(ふじわらただざね)の関白右大臣就任の御祝料理として挿絵が載っています。このほか、皇太子の結婚式にも振舞われたそうです。

この、記録に残る1115年にちなんで11月15日を「かまぼこの日」としています。

では、あのかまぼこ板はいつ頃から、作られるようになったのでしょうか? かまぼこの原料が海の魚に変わり、室町時代の末期には板に付いた焼きかまぼこが登場。江戸時代末期には現在の蒸しかまぼこが生まれています。この様にかまぼこは昔から人々に親しまれてきた商品なんです。

戦国武将にも愛されたかまぼこ

皆さんも知っている戦国武将の「織田信長」も大好物で「本能寺の変」で討たれる前の晩にも食べていたそうです。信長が食べていた蒲鉾はどんな味だったんでしょうね。

その他にも、豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗など名だたる戦国武将たちも大好きな食べ物でした。伊達政宗の所領として知られる、仙台では、今も笹かまぼこが名物として伝わっています。

いわきでは、1901(明治34)年、今から120年ごろ前に蒲鉾作りが始まりました。

昔の人たちが、どのように作り・どのように保存して・どのように食べると美味しくなるかを日々考え、そして現在に繋いでくれたのだと考えるとかまぼこに愛おしさを感じます。

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